メールホスティングサービスの比較
個人事業主として独自のメールアドレスを使用したいので簡単にサービスをまとめてみました。
サービスの概要
以下、メールホスティングサービスを選ぶ際に考慮すべきポイントをあげつつ、Google Workspace、Microsoft 365、AWS SES+WorkMail、Zoho Mailの比較してみます。
※ちなみに、受信を既存のメールアドレスに転送する形でよければ Mailgun という選択肢もありますが、今回は統一的に使用したかったので除外します
サービス | 主な機能 | 料金(月額) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
Google Workspace | Gmail、Googleカレンダー、Google Drive、Google Meet | $6.00/ユーザー | 使いやすさ、シームレスなGoogleアプリ統合 | 料金が比較的高い |
Microsoft 365 | Outlook、Exchange Online、OneDrive、Microsoft Teams | $6.00/ユーザー | 強力なオフィススイート、エンタープライズ向け機能 | 料金が比較的高い |
AWS SES+WorkMail | 高スループットのメール送信、WorkMailのメール管理 | $4.00/ユーザー+SES料金 | 柔軟な設定、AWSとの統合、スケーラビリティ | 管理の手間がかかる |
Zoho Mail | メール、カレンダー、連絡先管理、タスク管理 | $1.00/ユーザー | コストパフォーマンスが高い、豊富な機能 | 高度な機能やサポートは有料プランのみ |
詳細な比較
Google Workspace
- 料金: 月額$6.00/ユーザー
- 機能:
- Gmailでのメール管理
- Googleカレンダー
- 30GBのGoogle Driveストレージ
- Google Meetでのビデオ会議
- Docs、Sheets、SlidesなどのGoogleオフィスアプリ
- メリット:
- 直感的で使いやすいインターフェース
- Googleアプリとのシームレスな統合
- デメリット:
- 料金が比較的高い
Microsoft 365
- 料金: 月額$6.00/ユーザー
- 機能:
- Outlookでのメール管理
- Exchange Onlineカレンダー
- 1TBのOneDriveストレージ
- Microsoft Teamsでのチャットと会議
- Web版のWord、Excel、PowerPoint
- メリット:
- 強力なオフィススイート
- エンタープライズ向け機能
- デメリット:
- 料金が比較的高い
AWS SES+WorkMail
- 料金: 月額$4.00/ユーザー + SESの送信料金
- 機能:
- 高スループットのメール送信
- WorkMailでのメール管理
- カレンダーと連絡先管理
- メリット:
- 柔軟な設定が可能
- AWSエコシステムとの統合
- 高いスケーラビリティ
- デメリット:
- 管理の手間がかかる
- SESの送信料金が別途発生
Zoho Mail
- 料金: 無料プランあり、月額$1.00/ユーザー(Standardプラン)
- 機能:
- メール管理(カスタムドメイン対応)
- カレンダー、タスク、メモ管理
- スパムフィルタリングとウイルス対策
- モバイルアプリサポート
- メリット:
- コストパフォーマンスが高い
- 必要な機能が揃っている
- デメリット:
- 高度な機能やサポートは有料プランのみ
結論
まとめると、大体下記のような感じで選ぶとよいかなと思いました。
- 使いやすさと統合性を重視するなら、Google WorkspaceやMicrosoft 365
- コストパフォーマンスを重視するなら、Zoho Mail
- 柔軟性とスケーラビリティを求めるなら、AWS SES+WorkMail
今回はメールを送受信するための最低限の機能を持ち、かつもっとも安価な Zoho Mail を採用しました。
今のところ問題は発生していません。機会があれば Zoho Mail の記事も書きたいと思います。